2006年8月

日記　2006.08.
2006.08.28. 2006.08.23. 　しりき、うっとぅんどぅー！！ 2006.08.17. 　ブルース・リーは「Don't Think. Feel 」と言いましたが、今の僕らに必要なのは、クマのプーさんみたいに「Think.Think.Think...」と、思考することなのではないかと思います。それにしてもプーさんてばメディテーションスペースを持ってるなんてイカス。メディテーションじゃないけども。　ところで映画ゲド戦記の「命を大切にしないやつなんて大嫌いだ！」というセリフ、あまりにもメッセージ性が高いというか、そのままなのではないかと言われておりますが、僕はああいうのが大好きだ。テレビＣＭで流れた時に「ドキッ」とした。　今のご時世、そんなこと言える人なんていないですよね。これって「自殺はどうしていけないの？」という質問に、大人が混乱してしまうというような状態にとても有効な言葉だと思う。文脈とかそういうことじゃなくて、言葉自体にチカラがある。　映画の中での使われ方とか、そういうのは置いておいて、すごく良いセリフだ。　もちろん、こういうのばっかりでも困ってしまうのだけれど（「ゴハンを残すやつなんて大嫌いだ！」「早くお風呂に入らないやつなんて大嫌いだ！」「ゲームは一日一時間だ！」「死んだら驚いた！」）。 2006.08.16. 　たのしい四こまマンガのコーナー　何年も前に描いた漫画です。 2006.08.16. 　お盆がいつから始まって、おつ終わるのかとかそういう常識的なことを知らないと、夜中の道を歩いていて、きゅうりとかナスが散乱していてビックリした！　ということになるので、気をつけなくちゃと思って、まあ、その、ビックリしたわけです。はい。　来月には神様家族のゲームはＰＳ２で出ますね。ああ、出るのはずっと先だなあと思っていたのですが、もう来月です。すぐです。そして来月になると僕は29歳になります。おっさんです。　ちなみにゲームにはキャラクターの音声が入っていないそうです。　最初にそれを聞いた時は「昭和のゲームか！」と思いましたが、きっとボイスがなくても楽しめるということだと思いますので、僕は楽しみにしたいと思います。　そういえば、イエローキャブ（グラビアモデルさんたちが所属するタレント事務所）をフューチャーしたパチンコゲームがありまして、それを買いました。なんというか、パチンコというものに興味があったというか、大人の遊びだよなー、ちょっとぐらいやらないとなー、でもパチンコ屋さんにいったらすぐお金なくなっちゃうからゲームでいいやあという感じで購入させて頂いたわけです。　で、実際にプレイしたら、玉を打つハンドルのさじ加減を調節するだけで、あとはとくになにもやることないのですね。ボタンを押してなくてもどんどん玉が出るので、ピチコンピチコン玉が出ていくのを二時間黙って見てました。　気がついたら玉はゼロになってました。僕は、なにしてんだろうなあと思って、ちょっと泣きたくなりました。というか泣きました。んで寝た。 2006.08.15. 　今日は初対面の人とあって、色々とお話をしました。　なんというか、僕は人が怖いので、こういうのは苦手です。でも、与えられた役割があると、がんばってこなそうとします。でもだいたい失敗します。うむー。　僕はコミュニケーション能力がないので、相手との距離感がつかめません。だからものすごく失礼なことを言ってしまったり、急にダンマリを決め込んだりします。そして気がつけば帰っている、というようなあれなのですが、そういうのが通用する年齢は過ぎてしまったと思うので、「話し方講座」みたいのに通って、ウイットに富んだトークができるようにしたいと思います。まあそんなものには通いませんけれども。はい。 2006.08.14. 　先日秋葉原に行ったのですが、やっぱりメイドさんがいっぱいいて、萌えがどうのこうのっていうのがすごくあって、圧倒されました。僕は正直に疑問に思うのですが、今のこの状態を「正しい」と思っている人ってどれぐらいいるのでしょうか。東京タワーとか観光名所に「東京タワーまんじゅう」とか「キーホルダー」とか、そういうのがあれして、その、あれしてるわけですが「萌え」とか「メイド」とかそういうのだけが書かれたＴシャツがジョーク商品じゃなくて観光名所的な商品になった今、それを「肯定」してる人ってどれだけいるのでしょうか。　アニメやオタク文化といわれたものが商売人の儲け道具に利用されている現状を、「まあメジャーになると、そういうこともあるよね」と納得しているのかしら。それともどんなことになっても、広がっていくことが正義ということなのでしょうか。懐古主義というのとは違う視点で、どうも今の秋葉原、やっぱり、その、完全に狂っていると思います。もちろん昔だって狂っていて、それはそれで面白かったんですが、今はなんか、怖いです。本当に。　アニメやオタク文化には、アンダーグラウンドな面があるわけではないですか。それはポルノ描写をメインとするゲームであったり、法律的にグレーである本であったり。　そういったものを黙殺して、表層だけを取り上げ、商業化する今の「アニメブーム」みたいなものって、ものすごい危険を孕んでいると思うんだけど、いいの？　ホストがブームになってテレビに出て、とか、あれと似たようなものなのでしょうか。ホストクラブって、やっぱりまっとうな場所ではないですよね。お金やアルコールやセックスがすごく絡んでくるし。だけど、一応未成年は入店できないようになっているから、まだ線引きがあるような気がするんです。　だけど秋葉原はそういったものがないから、学生服を着た少年少女の近くにポルノのポスターがある、ということにもなりかねないし。ああ、なんてことだ。　ポルノが悪いということではないし、メイドが悪いということではないし、秋葉原が悪いということではないのですが、その、つまり、よくわかっていない人が知らない間に危険な目にあうということが怖いのです。そうなった時に、僕らは「アニメの影響で、ゲームの影響で」犯罪をおかした、ということにまたされてしまいかねない。その際に、なんの悪意のないアニメやオタク文化がひとくくりで断罪されそうになってしまいそうです。　先日、女の子を監禁して「ご主人様」と言わせて性的な暴力を振るっていた、という事件があったけれど、その、ご主人様と言わせてセックスすることはいけないことではないではありませんか（お互いに納得していれば、問題なんてありません）。具体的にどこが悪くて、どこが問題なのか、きちんと分解して理解することをしてくれるのかな。　それとも「ご主人様と呼ばせるのはポルノゲームやセックス漫画の影響であり……」ってなるのかな。　表層がすくわれて広がっていく現状は、僕らの根本が根こそぎ奪われていってしまう危険性があると思うんだけど。どうなんだろう。それとも、そういうことを言うと「空気読めてない」とか言われてしまうのだろうか。たぶんこういった意見は商売の邪魔になるから、いらん、の、だろう。でもアニメやオタク文化（オタク文化ってのも乱暴な言い方だけど）を好きな人は、ちゃんと、しっかり、自分の好きなものがどうなっていくのかを想像しながら消費や購買をした方がいいと思う。今はそういった思考を殺すようなプロモーションが多いわけだし。大人の人（例えば二十歳以上）は、どんなふうにしようと心配はあまりしていないのだけれど、もうちょっと若い子がどうなるか心配だなー。　もちろん僕が心配したところで、なにがどうなるわけでもないのだけれど。そしてきっと、僕が心配しているよりも、わりとちゃんと思考してくれているのだろうけど。うん。　きっととても頭の良い人が、こう、黒いシルエットで「ぶははは」って笑いながら、高層ビルの上の方でワイン飲みつつ「この街は私のものだ」みたいな、そういう感じになってるんじゃないかしらと思います。そしてこの世はフィクションじゃないから、助けてくれるヒーローは永遠にやってこないのです。　僕の思考は浅はかで、考えても仕方ないのだけれど、秋葉原にいくと考えずにはいられなくなる。　あと、本当に今がアニメやオタクや萌えブームなら、それに乗っけて儲けさしてくり、って思います。そしたら口をつぐむぜ。がっはっは。 2006.08.13. 　ライトノベルをよく知らない人に拙著を見せると「え？　これ、イラストまで描いてるの？」って言われることがよくある。そんなわけないじゃないか、と思うのですが、そういう勘違いしてる人っているんですよね。なんでだろう。不思議だなーと思います。 2006.08.08. 　今日はＴＲ-808の日です（と、心の中で思う）。　ブラスターヘッドさんの新譜が、シリアスなトランスで、なおかつ 12インチということで大騒ぎですよ。そりゃもう。　サイトでデモが聴けるので、みなさん聴きましょう。アシッドな303に泣きメロのピアノですよ。しかし、コミケの三日目でアナログ売るって狂ってていいですよね（ほめ言葉です）。　ところでトランスってオオバコだとブレイクとかが気持ちいけど、コバコだと持て余してビールとか飲んじゃなうのは僕だけですか。　つうかオオバコでトランスなんて聴いたことないけど。大箱といえばワイアーですねワイアー。ハードフロアくるよハードフロア。今年はいけるのかしら。 2006.08.07. 　九月からちょっとした趣味をはじめることにしました。　正直、本当に毎日仕事ばかりなので、息抜きという意味を含めて、です。　そんな趣味なんてやってるんじゃないよ、とお仕事の人に怒られそうですが、なんというか、あいた時間を使ってやるので見逃してください、という感じです。　いま仕事をしながら、その合間にそれの準備をしています。楽しいです。　正直、最近はインターネットなどで欲しい物は全て手に入ってしまって、「欲しくても手に入らない感覚」というのが欠如しているのではないか、と。　だから、実際に手に入れたら大したことはない（かもしれないし、大したことがあるかもしれない）けれど、その手に入れる過程というものを楽しむような。　そういう趣味をはじめたいと思います。最初は地味にやっていきます。いずれは大きくなるといいなあ。結局僕の言いたいことは身体性の問題なのです。　僕も家ばかりにいて、インターネットに依存してしまうので、そうではなく、足を使った遊びがしたいものです。　今その遊びに（賛同しているかどうかはわからないけど）、協力してくれるお友達がいて楽しいです。あー、どうなるんだ。どうなるんだ。一人でわくわくしています。　そんなことより仕事をしなくては。はい。わかっております。　お金儲けのためじゃなくて、マークをペタッと貼る感じの。なんていうのかなあ。　曖昧な表現ばかりですみません。つまり、知っている人は知っているし知らない人は知らないけれど、「ループスケーターズ」という集まりを昔やっていて、それの延長線上にあるものです。　そうだ。それにともなって、みんなにプレゼントもできると思います。　欲しいか欲しくないかは関係なくて、プレゼントがある、っていうのが面白いじゃないですか。期待しないで待っててください。 2006.08.06. 　私は古い家を訪ねた。しかし家はなかった。私は驚いて、二三歩、ほんの二三歩あとずさった。すると、そこには黒い穴がぽっかりとあいていて、私を飲み込んだ。　濃い闇の中を、私は落ちた。アリスみたいだな、と私は思った。不思議の国のアリス、彼女はうさぎを追って、穴に落ちた。私はそんなふうにして落下をした。　ただアリスと違っていたのは、私の目の前に広がっていたのは不思議の国ではなく、ただの闇だった。おい、と声を出しても、それは闇に消された。　真っ暗な世界で、私はその後、寿命で死ぬまで慎ましやかにくらした。　水に冷や飯をひたして、さらさらと食べるような生活だった。　私には不思議の国も、頭のおかしい帽子屋も、なにもなかった。あるのは闇だけだった。　のっぺりとした黒の世界で、私は寿命まで暮らした。　寿命が来たら、死んだ。　ただそれだけだ。　死ぬ間際に私は思った。ああ、お好み焼きが食べたいな、と。　お餅やベビースターラーメンの入ったお好み焼きを、あついあついと言いながら、食べたいな、と。しかし口の中にあるのは、味気ない、ぽつぽつとした、冷や飯の名残りだけだった。それでも私は、なにもないよりはましなのだと思った。　ただの冷や飯の舌触りでも、なにも知らずに死ぬよりはずっと素敵なのだ。　そんなことを思いながら、死亡した。　ただ、朝になると生き返った。そしてまた、古い家を探して歩くのだった。 2006.08.05. 　最近見た映画。・嫌われ松子の一生・ポセイドン・ローズインタイドランド・カーズ・パイレーツオブカリビアン　デッドマンズチェスト・ゲド戦記　個人的に一番良かったのは、「嫌われ松子の一生」でした。観た後に「ヘビーすぎる！」「なんだこれは！」と混乱していたのですが、後になって他の作品と比べてみたら一番好きだった。でも同監督の「下妻物語」みたいなのを期待していくと、ものすごく驚くので、ある種の覚悟は必要だと思います。　「嫌われ松子の一生」と「ローズインタイドランド」と「ゲド戦記」は、みんな違う意味でだけど、本当にびっくりした。　あと、たまには怖い映画も観なくちゃと思い（僕は本当にホラー映画が苦手なのです）、「サイレントヒル」のチケットを買ったのだけれど、もう、本当に、どうしても、ダメだって思って、劇場に入らないでチケットもってそのまま帰った。ごめんなさい。　そして、これらの映画は全て一人で観ている。友達がいないんだ。イヤッフー。でもいいの、デートとか娯楽で観てるんじゃなくて勉強なんだから。泣いてないやい。 2006.08.04. 　宣伝です。アニメ「神様家族」のＤＶＤの発売にともない、イベントがあるそうです。　参加できるみなさんは、ぜひお願いします。ＤＶＤがたくさん売れると、良いことがおこるそうです。なんか。色々と。詳しくはアニメの公式サイトで。　そして神様家族のＯＰ曲、ＥＤ曲が着うたフルで期間限定配信です。　アニマックスさんのサイトにインフォメーションがあります。　着うたフルはパケット代かかるから、定額制じゃない人は注意してください。　あと、たくさんの人がダウンロードされると、素敵な感じになるそうです。　まあ、後でいいか、とか思わずに、余裕のある人はぜひお願いします。　僕も早速ダウンロード…… >【au】8月下旬から配信予定　まだだった……。docomoとvodafoneで、対応機種の方はぜひぜひ。 2006.08.3. 　最近実家に帰りました。ミックスの犬を妹が飼い始めて、それが子犬ですごいかわいい。だいたい実家には一年に一度、帰るかどうかなのですが、ここんとこ連続で二回も帰った。犬を愛でに。かわいすぎる。日帰りだけど。　電車の中で村上春樹大先生の「国境の南、太陽の西」を読み直したんだけど、内容を全然覚えてなかったので、大変面白かった。こんだけ地味な話なのに読ませるって、やっぱ本当素晴らしい。 2006.08.02. 　先日、アニメ「神様家族」の打ち上げがあり、小動物のようなおびえっぷりで参加させて頂きました。たくさん有名な人がいたので、僕は完全に弱まりました。自分は権力に弱いということがハッキリとわかりました。セレブリティがまぶしいぜ。　とくに國府田マリ子さんは「コバルト」とかものすごい好きで聴いてたし（ポップミュージックのベストだ）、金田朋子さんも「ミニミニミクロ電子幼稚園」とか聴いてるし、こう、そういうミーハー的な気持ちからくる高揚感+対人恐怖症な状態でありました。ああ、人が怖い。　なんかあれだね、五年ぐらいの知り合いじゃないと、心開けないね。だからとりあえず今回ご挨拶させて頂いた方には、五年後また挨拶させて頂こう。五年後に会う機会があるかどうかは別として。うん。　そしてなんと、最後に役者さんのみなさまがたのメッセージが入った、スグル（っぽいブタ）のヌイグルミを頂きました。感動で声が震えました。とても嬉しかったです。あまりの感激で近視が治りました。でも乱視になりました。　その場では言いきれませんでしたが、本当にありがとうございました。　演者のみなさん、スタッフのみなさん、応援してくださった読者のみなさん、ぼかぁみんなが大好きだ。抱きたい。性的な意味で抱きたい。男だって抱くぞ。素晴らしい日々だ。　まだまだアニマックスさんでの放送は続いておりますので、みなさんぜひお願いします。