日記 050324 | ||
今日は自分が小学生時代をすごした 相原にいった。 昔自分が住んでいた 家に、他の誰かが住んでいるのを見て複雑な気持ちに なった。死に場所を求めるように、雨の中を歩いた。 どうせ潰れているだろうと思っていたオモチャ屋さんが 営業していて、少し泣いた。 |
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日記 050325 | ||
猫の頭をリモコンで叩いているように見えますが、 リモコンを枕にして猫が寝ているだけです。 |
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日記 050326 | ||
チャンダンのお香が死ぬほど好きで、酸素がなくなるんじゃねえのっていう ぐらい毎日たいてる。むしろ、もう辛い。むせる。でもたく。たく。 禁煙した時に煙が吸いたくて吸いたくてたまらなくて、かわりにお香をたいたのが きっかけだったように思う。だから今でもお香をたくと、少し気持ちが落ち着く。 悲しいことがあった時は、よけいにそうだ。タバコは吸いたいとも思わない。 イチゴを貰ったので食べる。あまい。うまい。 いっこハートの形をしていたけど、見ようによってはウサギの生首にも見えた。 |
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日記 050327 | ||
肉を食う。お金がなくて出してもらった。死のう。 写真は全然関係ないラーメン。にんにくが強烈で、二日はプンプンする。 |
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日記 050328 | ||
イカスミのパスタを作る。レトルトだけど。 黒い色をした食べ物って、滅多にないんじゃないだろうか。飲み物もコーヒー ぐらしだし。こういう変な食べ物は好き。さとうきびとか。あんなの木じゃないか。 木なのに甘い、っていう意外性にやられるんだよなぁ。真面目そうなのにアホ、とか。 |
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日記 050329 | ||
僕はもう恋愛という概念を信じることができない。 そういうのは一種の幻想で、お互いのファンタジーの 上で成り立つものだという認識は十分にあったつもり だったけれど、それでももうちょっと確かなものなんじゃ ないかなという希望を持っていた。でもそれは一瞬で 崩れ去り、二度と僕には訪れはしないのだと身にしみて わかった。 期待しても、結局は報われないのだ。始まっても、 いつかは終わってしまうのだ。そういうことを言うのは 傷つき易いティーンの少女だけだと思っていたけれど、 27歳のおっさんでもハッキリと思った。 どうせ終わってしまうのなら、はじめるべきではない、と。 それでも盲目的に僕を好きな女の子が空からふってきて 「はにゃーん、よしちゃん、それは間違いだぴん。あたしは よしちゃんになにがあっても愛してるぴん。十年後でも、 二十年後でも気持ちは変わらないぴんよ? だから結婚 するぴん!」というのを望んでいるのだと思う。 つまり僕は、相当キモい。 でも、結局はそれなんだ。失われた希望を求めているだけだ。 僕には入り口も出口もない。酸素は薄くなるばかりで、呼吸すらまともにできない。 最後に行き着く場所はどこでもない。ぐるっと回ってここに戻ってくる。 ただ涙が流れる。花粉症なんですよ、と僕は誰かに言う。 花粉症だから、涙が止まらないんです。だから目が赤いんです。 僕は誰かに言い続ける。誰もいなくても言い続ける。 そして、花粉症のせいで、泣き続ける。花粉症のせいで、地面に倒れ込む。 花粉症のせいで、絶望を味わう。 |
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日記 050330 | ||
村上春樹のペンダントを発注して作った。 下の文字は余計だった。 顔だけの方が面白かったな。 これでいつも春樹ちゃんと一緒! ラブ! 結婚したい! ピース! |
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日記 050331 | ||
★よくわか(ったつもりにな)る計算式。 昭和+エロチシズム+血+包帯+モノトーン=あたし椎名林檎の影響受けてませんから!! なにものにもなりたくなくて、どっぷりと型にはまっていく少女。 借り物の自由の中で表現をするきみたちが大好きだ。だけど彼女たちも知っているのだろう。 四十過ぎたら、そんな格好してられないってことを。いや、あと数年てとこだろうか。 意外に冷静なんだよな、きっと。一生同じことをやり続けることはすごいことだけど、だからと いって無条件に偉いわけじゃない。きっと十年経ったら、その写真笑いなしでは見てられないよ。 でも青春ってそういうものだよなぁ。きっとそうなんだ。みんなそうなんだ。 あとは利用されないように気をつけるだけだ。大人は大嫌いだ。←夢見がち。 結局僕らは、自分を自分でないなにかにしてくれる誰かを求めてずっと泣いてる。 椎名林檎になりたい、YUKIになりたい、あゆになりたい、全ては……。 |
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